グレース王妃は
20代後半のシングルマザー。とうぜん、子持ちバツ1。
うんと年上の、うんとお金持ちと、結婚相談所で知り合って1ヵ月後に、結婚が決まった。
最初のプレゼントは、イタリア製の高級車。
結婚式は、天皇陛下がお泊りになったという由緒ある高級ホテル。
母屋のリフォームは、新妻が好きなようにしていい、という前提。
仲人さんは、自分の手柄とばかりに喜んでいる。
男性は、お金持ちなだんだろうけれど、明らかにアンバランス感をお金と年齢で交換している。
日本女性では、たんにお金ごときでは、引寄せられない。
東南アジアの女性と結婚し(家族・親戚まるごと面倒見て)、
定年後の第二の人生を謳歌する男性をちらほら耳にする。
でも、若い日本女性がいい。子供も日本人の子供が欲しい。
となると、バツ1でもいい。
妊娠・出産能力があることが保証されている。
バリバリシングルでは、とうてい釣り合わない。
なので、バツ1。かたや、相手は、年配でお金持ち。
こっちは、あれを足して、これを引いて、あっちはあれが無い分、これを追加して、
これで、どうにかバランスが取れた格好か。
お金で若さを買った。
(でも、コブつきという悪条件を呑まないと、若さが買えない)
そういう図。
このストーリー。
わたしは、シンデレラだとは思わない。
ほんとうのシンデレラのお話も、あれは、シンデレラ・ストーリーではない。
なぜなら、結婚がハッピーエンドだなんて・・・
これは、童話でのお話である。
結婚は、試練のスタートである。
そのおめでたき良き日から、険しいイバラの道は始まる。
「シンデレラ・ストーリー」というマヤカシ餌タイトルをつけないと、だれが結婚なんぞする?!
毒をかくして、生クリームをぬりたくる。